雑把ブログ

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勉強方法について

あの時もっと勉強しておけばよかった。

そういう人は少なくないと思う。 しかし自分はそう思ったことはあまりない。

どちらかと言えば、学生時代は勉強はしてこなかった部類だ。100点満点のテストで9点を取ったこともある。 しかし、その当時は勉強したいと思わなかったのだから別にそれでよいと思っている。 そして、今は勉強したいと思うことがあり、つらいながらもやりたくて勉強している。 勉強したいと思った時が勉強するタイミングなので、それでいいのだ。

数年前にもっと知識をつけたい、勉強したい、と思う事があり、資格の勉強などを始めた。 しかしその時は、どのように勉強すればいいのかが分からず、この勉強方法でいいのか?など迷いがあった。 なので、「勉強方法について勉強」して遠回りした時期もあった。 最近になってようやく、自分なりの勉強方法のようなものがわかってきたので、まとめてみようと思う。

もっと効率のよい勉強方法があるかもしれない。 数年後にはこの勉強方法から変わっているかもしれない。 あくまで今時点、自分がやっている勉強方法だ。

勉強の進め方

大きく分けて2パターンに分かれる。逆引き学習と体系的学習の2つだ。

逆引き学習

自分が今勝手に呼んでいるだけなので、世間ではちゃんとした名称がついているのかわからないが、逆引きでの学習だ。 やりたいことがあり、それを実現するために逆引きして知識をつけるという方法だ。

例えば、「Excelで日付を入力したときに曜日が土日ならセルの色を変えたい」と思って、「Excel 曜日 書式 変更」などと検索して、知識を得るなどの方法である。 試験勉強で、過去問から知識を得る方法も逆引き学習にはいると自分は思っている。 これは個人的に一番知識を得やすい方法だと思っている。 しかし、逆引き学習の欠点は、知りたいことしか知ることができない事と、ある程度基礎知識が必要な事だ。

体系的学習

こちらも自分が勝手に呼んでいる名称だが、知識量が圧倒的に不足しているときは、体系的な学習をするのがいいだろう。 過去問の解説だけでは理解できないとき、検索して得た情報が理解できないときは、参考書などの書籍を使って体系立てて学習していくのがいい。 書籍は、必要な項目だけ読んでもいいし、余裕があるなら全部読んでもいい。

勉強テクニック

勉強のテクニックは人によって合う合わないさまざまだが、自分の場合はざっくり以下のテクニックをつかって勉強している。

3回繰り返す

これは特に暗記したいときに有効な方法だ。 過去問であれば、問題を2問解いたら1問戻る、というのをくり返していく。 書籍ならテーマごと、あるいはページごとに、2つ進んだら1つ戻るという風にしてもいいだろう。

具体的には5つのテーマを暗記するには、1→1→2→1→2→3→2→3→4→3→4→5→4→5→5といったイメージだ。 最初と最後だけ2回連続で繰り返すことになるが、他は2つ進んだら1つ戻って、合計で3回ずつ繰り返すことになる。

最初から最後まで読む、という行為を3回繰り返すよりも、2つ進んで1つ戻る、というやり方の方が記憶の定着がいい気がする。

語呂合わせで暗記

これは有名な暗記方法なので説明するまでもないだろう。 覚えたい複数の単語の頭文字をとって無理やり意味をもたせて暗記したり、無理やりストーリーをつくって暗記する方法だ。

書き写す

本の内容を紙やPCのテキストファイルなどに書き写す方法だ。 これに関しては、やらずとも書籍の内容を理解できるのであれば、やらなくてよいと思う。

しかし、自分の場合は、現時点では必要なテクニックだと思っている。 というのも、自分は能動的に読書することがとても苦手なのである。 確かに文字を目で追っていたはずなのに、気づいたら何一つ頭には残っていないとか、何度読んでも理解できないとか、そういう場合には効果的だ。 書き写すことで無理やり脳をこじ開けて能動的に読書させているようなイメージだ。 ただし時間がものすごくかかってしまう為、これをやらなくても能動的に読書できるのであればする必要はない。

書き写す以外にも、音読するという方法もある。 どちらにせよ、時間をかけることによって理解できたり、書き写したり音読することによって無意識に読み飛ばすことを防ぐことができる。

しかしコストパフォーマンスが非常に悪いため、今後の目標としては、書き写さなくても能動的に文章を理解できるようになりたいところだ。

人に教える

実際に人に教えてもいいし、脳内でエアー講座をしてもいい。 インプットするだけでなくアウトプットもした方がより知識は定着する。

自分がよくするのは、実在する人を思い浮かべ、脳内でその人に理解してもらえるように説明することだ。 その時想像する人は、言い方は悪いが理解力があまりない人を思い浮かべるほうがいい。 説明するときに言葉につまったりすれば、そこを重点的に覚えなおすようにする。

実際の例

実際に自分がどういった方法で勉強を進めているのかをまとめてみようと思う。

基本情報技術者試験の場合

基本的には過去問をひたすら解く、逆引き学習を行った。 解説を読んでも理解できなかった部分に関しては、体系的学習を行った。 具体的には、以下のような勉強をした。

  1. 参考書を書き写し、体系立てて理解
  2. よく出るテーマを語呂合わせや3回繰り返す方法で暗記
  3. 午前の過去問を3回繰り返す方法で暗記
  4. 分からないなりにも人に説明してアウトプット

とにかく過去問をとく。 過去問で、理解できていなかったり覚えきれていない問題があれば、再度参考書を読む。 とにかく繰り返し記憶を定着させていく。 はじめは学習方法がわからず苦戦したが、最終的には3回目の受験で合格することができた。

色彩検定2級の場合

色彩検定2級は基本情報に比べると難易度が低かった。 さらに、PCで絵をかいたり印刷した経験もあったため、それなりに知識がある状態からの学習だった。 そのため、特に書き写さなくても文章を理解することができた。

  1. 問題集を3回繰り返す方法で暗記
  2. 色名はとにかく繰り返して暗記
  3. 特に暗記が必要なものは図に書いて暗記

この方法で、一発合格することができた。 試験直前に流行り病に感染し勉強する時間がほとんど取れなかったのだが、問題集を3回繰り返す方法でかなり暗記ができた。

今後の目標

能動的に文章が理解できるようになれば、書き写す時間が少なくて済むため、文章読解力を身に着けたい。 たくさん文章を読み、文章を読むことに慣れていくしかないだろう。 あとは、勉強のモチベーションが続かないので、勉強を習慣化したいところ。

勉強したいと思った時が勉強をするタイミングだ。

これからもそのタイミングを逃さないように、楽しみながら前向きに勉強していきたい。